無駄な飾りを廃した時、本当の美しさが見えてくることがあります。例えば、茶道の本家たる千利休。戦乱の世を勝ち抜いた大名たちが、豪華な釉や塗りを施した美しい茶碗を競って作らせる中、利休は、欠けた縁を鎹(かすがい)でつなぎ合わせた素焼きの椀で茶を点て、飄々と「道無きが道、贅無きが贅なり」と語っていたそう。
住まいにも、似たような側面があります。室内・外を飾る様々な装飾品は、生活を彩り暮らしに潤いを与えるエッセンスですが、度を超すと視覚的に煩くなってきて、暮らしやすさまで損なわれるケースが少なくありません。まるで、豪華な釉薬や塗りが目立ちすぎて、本当の茶の味が判らなくなった茶碗のように…。
快適に暮らすための機能と、その機能を活かすための最小限の意匠のみに力を注ぐ。生活する上で意味を持たない虚飾を、可能な限り排除する。無機質なほどのシンプルさを通じて、「住まう」という有機的な行為の価値観を見直す…。私たち智建ホームの提案「IN ORGANIC」は、そんなコンセプトに基づく新しいスタイルの家です。