Q&A

建てる前に知っておきたいこと


 家造りに関する様々な情報誌が出回っているせいか、最近は“情報通”のお客様がずいぶんと増えてきました。家造りは、一生のうち一度か二度しか経験しないであろう大きな買い物。沢山の情報を集めて慎重に選ぶのは、とても大切な事だと思います。

 ただ、雑誌などを斜め読みして得た情報には、妙な偏見があったり大きな誤解が含まれていたり…といったケースも少なくないようです。特に私たち智建ホームの家は、職人の手作業による漆喰の塗り壁、2×4工法による外断熱、24時間全室冷暖房などなど、他社には無い特徴をいくつも持っていますから、「本当にそれで大丈夫なの?」という反応をされるお客様も時にはいらっしゃいます。

 そこで、実際の打ち合わせを始める前に、日頃お客様から受ける様々な質問の中でも、特に多かったものをいくつかピックアップしました。まずはお読みください。そして、少しでも疑問や興味をお持ちになられたら、お気軽にお問い合せください。まずはお客様に納得していただくこと…。それが、家造りのスタートラインなのですから。

「手作りの家」なのに、2×4工法なの?

お客様から質問を受ける様々な事柄の中で、最も誤った先入観によるものが、これ…「職人の手作業で建てる手作りの家なら、『在来工法』のはずだろう? 『2×4工法』って、プレハブ式住宅の建て方じゃないの? 」。
単刀直入に言いますと、これは全くの誤解です。古来、日本の家の建て方は、「木造軸組工法」…つまり在来工法と決まっていました。この建て方は、エアコンなどが全く普及していなかった時代、開放的な構造で家の中に風を通し、高温多湿な夏を乗り切ることを前提に考えられたもの。したがって、一定以上に気密性を高める事ができない上に、2階建て以上の高さになると、強度の面で無理があります。これに対して2×4工法は、まず床組を組んだ上でその階の壁を組み、これを起こして更に上の階の構成台を作る…というやり方で、壁・床・柱それぞれを、非常に正確に組み合わせることが可能。正確に建てれば気密性を高めることも可能ですし、高さに対する強度も、木造で4階建ての高さまで耐えられるということが実証されています。つまり、冷暖房効果の高い“高気密・高断熱の家”を作るには、2×4工法の方が圧倒的に有利なのです。
ただ、“正確に組み立てることができる”という特性上、工場で作ったユニットを建築現場で組み合わせる“プレハブ建築”でも2×4工法を採用しており、それがいつの間にか、「2×4工法=プレハブ建築」という逆説的な誤解につながってしまったようです。
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2×4工法は本当に丈夫なの?

  そもそも“2×4(ツーバイフォー)”という呼び方は、2インチ×4インチの木材が構造材として使用されることが多かったため、アメリカなどでこう名付けられたもの。日本での正式名称は、「枠組壁工法」と言います。
もともとイギリスやアメリカで普及した建築法なので、「日本の気候には、日本古来の建築法の方が向いているのではないか? 耐久性もあるのではないか?」とお思いの方もおられるようですが、それも偏見です。
明治11年に建てられ、現在も札幌のシンボルとして親しまれ続けている(注1)時計台は、イギリス人技師の指導のもと2×4工法で建てられた…と言えば、この工法の耐久性について納得いただけるでしょう。さらに例を挙げるならば、日本が西洋化の道程を歩むきっかけとなった西洋社交クラブ鹿鳴館(明治16年設立)や、帝国博物館(現・東京国立博物館)、ニコライ堂(現・東京復活大聖堂)なども、明治10年に来日したイギリスの建築家J.コンドルによって設計された、紛れもない2×4工法による建築物なのです。
残念ながら鹿鳴館は、昭和16年に世界大戦の影響で取り壊された(注2)ほか、帝国博物館やニコライ堂も昭和50~60年代に大幅な改修を施され、当時の基本構造部分は大半が失われています。が、その建造物としての耐久年数をカウントすると、短命な鹿鳴館でさえ58年、帝国博物館やニコライ堂にいたっては100年近く、当時の建築状態のまま使用されていたのです。
日本の住宅と比較してみて下さい。日本古来の建築法で建てられ、江戸末期から現在まで存続している国宝級の武家屋敷がある一方で、同じ在来工法でありながら、せいぜい30年程度しか寿命のない大量生産的な現代の規格住宅もあります。つまり、建物の寿命を決めるのは「工法」の違いではなく、耐久性のある本物の素材を、どれだけきちんと組み立てたのかという点に尽きるのです。
強さと耐久性を十分に吟味した素材を使い、正確に建てられる2×4工法にこだわり丁寧に組み上げていく。『100年住宅』を目指す資質が、私たちの家にはあるのです。
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24時間全室冷暖房で、電気代は本当に安いの?

  全室に冷暖房、しかもスイッチを入れっぱなし…という話をすると、初めてのお客様は「電気代がものすごくかかりそうだ!」と驚かれます。しかし、実際にお住まいになられた方々にお話をうかがってみると、皆さん「以前住んでいたマンションより、冷暖房コストはむしろ安くなった。しかも、家の中のどこにいても、夏は涼しく冬は暖かい。」とおっしゃいます。
その秘密は、「外断熱工法」による“高気密・高断熱の実現”。魔法瓶に熱いお湯や冷たい水を入れると、その後何時間も温度が保てるのと同じで、高気密・高断熱の室内でいったん快適温度を設定すると、ほんの少しの電力量で室温が維持されるのです。
全室を冷暖房するのは、屋内全体を同じ室温にするためです。一部屋だけを集中的に冷暖房するより、この方が効果的に屋内の室温をコントロールできますし、成人病の発症原因の一つ「ヒートショック」も防ぐことができる訳です。
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ヒートショックとは?

  例えば真冬の夜、ポカポカに温まった布団から出て寒いトイレに入った瞬間、体中が縮こまるような感覚を経験したことはありませんか? あの、全身が縮こまる感覚が、「ヒートショック」です。温まって拡大している血管が、急激な温度低下によって急速に収縮するために血圧が一気に上昇。あの、体中が縮む感覚は、そのせいで起こります。
健康な人にとっては何でもないこと…と思われがちですが、脳卒中や心臓疾患やリュウマチなど、成人病の発症原因の中でヒートショックはかなりの比率を占めています。また、子供が非常に風邪をひきやすい、奥様が極度の冷え性といった症例の、間接原因として指摘されるケースも…。
ヒートショックを防ぐためには、屋内の温度差を無くすことが大切です。智建ホームの、外断熱工法と全室冷暖房、24時間計画換気の組み合わせは、床付近と天井付近の温度差をほとんどゼロにし、全ての部屋を快適温度に保つことができます。漆喰壁をはじめとする天然素材、そして全室冷暖房による室温コントロール。全て、安心して住める家造りへの配慮なのです。
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結露やカビ・ダニは、本当に大丈夫?

  暖かい部屋の中に冷たいジュースなどを置いておくと、コップの外側に水滴がつきますよね。家の寿命を縮める壁内結露も、あれと全く同じ原理。外の寒気と室内の暖気とが、内壁と外壁の間でぶつかることによって、壁内に結露が発生するのです。この結露は、構造材を腐らせ、それがカビの発生する原因となり、それを餌にダニが発生する。つまり、カビの胞子やダニの死骸・糞が室内環境を汚染し、アトピー、ぜん息、鼻炎など、様々なアレルギー症状を引き起こしてしまうのです。
智建ホームの家は、断熱材が家全体を外側から包み込み、冬の寒気が壁内の空間に(もちろん室内にも)入り込まない構造。つまり、壁内結露を原因部分から防ぐわけです。さらに、外気温とともに湿気の侵入も防ぎますから、カビやダニが発生しにくい低湿度を維持できます。同時に、漆喰壁の特徴の一つでもある強アルカリ性のため、カビやダニ、その他の住宅害虫を寄せ付けません。外断熱工法と漆喰壁の組み合わせが、住宅の寿命を縮め住む人の健康をも侵す、カビやダニをシャットアウトする訳です。
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シックハウス症候群とは?

 化学薬品を用いた木材の防腐剤や防虫剤、有機溶剤を含む接着剤などが、人体に良い影響を与えるはずがありません。体内に少しずつ蓄積された化学物質が、ある日突然、アトピーやぜん息、目の痛み、目眩、吐き気、頭痛、平衡感覚の失調、呼吸器疾患など様々な障害を引き起こす…。これが、「シックハウス症候群」です。
アメリカでは1980年代から、日本でも90年代からシックハウスが社会問題化し、厚生省(当時)もホルムアルデヒド濃度などいくつかの規制ガイドラインを設けましたが、それで解決する問題では無いのです。日本でのガイドラインは、「80bbp以下に抑える」(ホルムアルデヒド濃度の場合)であって、「ゼロにする」ではありません。今、こうしている間にも、規制値以下ではあれ少しずつの化学物質が、多くの人々の体内に蓄積されているのです。
もともと日本の家には、シックハウスの原因となるような化学物質はほとんど存在しませんでした。ところが合理化・工業化・大量生産の波に乗って、有害な化学物質を多くふくんだ建材が多用されるようになり、結局は自らの手で有害物質だらけの家を作り出してしまったのです。
私たち智建ホームが、手間ひまかけても漆喰の塗り壁にこだわり続けるのは、何とか有害物質ゼロの家を実現したいから。せめて私たちが建てた家だけでも、安心して健康に過ごせる家にしたいから。壁だけではありません。目に見えない部分なのでお気づきにならない方もおられますが、智建ホームの家は床下の白アリ駆除剤として、害虫駆除効果が高いと言われている炭を用いています。日本全体の住宅数から見れば、ほんの小さな抵抗に過ぎません。それでも私たちは、よりよい素材を追求し、健康な家・安心して住める家を造り続けていきます。
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